身体中の熱が首筋に集まったくらいに暑い。ジンジンと熱がこもり、意識を手放しそう。
「これは家族には内緒。大輝にも見つからないようにな。わかった?」
皇輝くんはそっと顔を上げると、ニヤリと笑う。首筋に指を当て、念を押すように私に言い聞かせる。
「……う、ん……」
「よし。いい子だな。俺、着替えてくるから、その格好直しとけよ」
ポーっとのぼせたように頭の中が熱くなる。なんとか皇輝くんの言葉にうなずけたけど、こんなの恥ずかしくて言えないよ。
ぽん、と私の頭を撫でたあとリビングを後にする皇輝くん。
私はしばらくその場から動けなかった。
「……皇輝くん、何をしたんだろ……」
数分後、ようやく頭の中がクリアになり、体を起こす。
ボソリとつぶやいた後、スマホをポケットから取り出しカメラで首筋を確認する。
すると、そこには目を疑うようなものが映っていた。
「……えっ……こ、これって……キ、スマーク……?」



