双子の義理兄はアイドル。〜君と秘密の溺愛ストーリー〜


「そんなこと思ってたんだ」


「……そんなことじゃないよ!私はずっとTWINSの2人を応援してるし、ファンなの。だから、“お兄ちゃん”になる前からずっとずっと見てたよ」



私の言葉にあっさりと引き下がった皇輝くん。“そんなこと”と言われて、少しムカついた。


ムカついたら、なんだか言葉が勝手に口から出てくる。言うはずもなかったことも言ってしまったではないか。


……恥ずかしい!!



「……紬、ありがとう」


「んぇ!?ひゃあ!!ちょ、何を!!」



目を合わせられなくて今度こそ逸らした。


ほっとしたのもつかの間、皇輝くんは耳元で囁くと、私をソファに押し倒す。


腕を掴まれ、逃げられない。



「いや、俺の妹可愛いなと思って。……サンキュー」



さっきまで不敵な笑みしか浮かべなかったのに、いきなりニカッと弾けるような笑顔を見せた。


……っ、な、何その笑顔。


テレビでも見たことないんですけど……。