ベッドに仰向けに倒れ込んだ時、バスルームから琥珀くんが上半身裸のままタオルで髪をかきながら出てきた。 「あ……ぅ、こはく、くん?」 「莉羽ちゃん?」 「こはくくんだぁ」 ふわふわした意識の中、私は寝っ転がったまま琥珀くんに向かって手を伸ばす。 「ぎゅうってして」 「なに、おまえもしかして酔ってる?」 ローテーブルの上の空になったグラスを見た琥珀くんは、額に手を当てため息を吐く。 「飲んだな」 「うん、飲んだ。へへ、あんまりおいしくなかったけど」