「ぅあ……うう……」 あまりの恥ずかしさに、私は思わず両手で顔を隠す。 「隠すなって、莉羽」 「ば、ばかにするならいや……」 「馬鹿になんてしてない」 じゃあ、なんでそんなに愉しそうな声なの。 ……うう。太陽、絶対私のことからかってる。 こんなプレイボーイ、手に負えないよ……。 昔はこんなに私を困らせるようなことばっかり言わなかったじゃない。 太陽こそスーツ、とっても似合ってるよ――って私だって言いたかったのに、太陽のきらきら攻撃のダメージで、そう言えるほどの理性は残ってなかった。