「今日から、みなさんは、高校二年生になります。高校二年生になると、進路を決めていかなくては、なりません。真剣に考えながら、素敵な一年にしていきましょう!」
担任が私たちに向かって伝えてくる。
私には、高校を卒業してからの夢とかは、なにもない。
それなりに生きていけたらそれでいい。
こんな考えだから、友達もできないんだろうな、
「初めまして、おはよう」
はぁ、最悪だ、お人好しと席が隣になってしまった、
この世で一番私と合わないタイプなんだよね…私、あんまり話すのも誰かと関わるのも好きじゃないから。
嫌な思いをするのは、自分。どれだけ仲良くなっても上手くなんていかないから。でも、流石に無視は、可哀想なのかな?
「はじめまして。」短く、話しかけないでくださいと言う気持ちを見せながら伝える。
「僕は、比那谷 春翔!よろしくね!」なんでわかってくれないんだ?
「ふーん、比那谷くんよろしく。」絶対に名字以外では、呼ばない。仲良くして捨てられたら悲しすぎる。
「君の名前は?」ここまで、興味なさそうにしても、聞くの?今まで出会ってきた人以上のお人好しじゃん…でも、名乗ってもらったし、「戸江 花乃」
「花乃ちゃん?よろしくね!」え?急に名前呼び?やっぱりお人好しすぎない?「戸江でいいよ。」流石に男子からの名前呼びは、周りに変な噂されるのも嫌だから…
「ううん!花乃ちゃん、ってよびたいから」どうしよう