幼い頃、ゆびきりをした人は次期社長候補のあなたでした


「でも起業してるじゃない(笑)」

「まあ、肩書きだけだよ、気の合うやつの得意な事をしてるだけ、仲間で楽しくやってる」

「ふーん、自由が好きなんだね」

「かもな、怜花も美人だし、スタイル抜群、モデル紹介しようか?」

「絶対無理、私華やかな所は苦手」

「そう?見られるの気持ちいいよ」

「恥ずかしいもん」

そろそろ上がろうと社長室に戻った。


それから怜花を交えてしばらく3人で仕事の話をした。

「それじゃあ、明日から頼むぞ、雅臣」

「はい」

「怜花、久しぶりに会ったんだし、食事でもどう?俺、怜花に会えるから付いてきたんだよ」

「僕も話したい…」

「デートがあるんなら諦めるけど?」

「そんなのないよ、ちょっと家に電話していい?」

「もちろん」

少し電話の為に3人から離れた。

「父さんは帰るよ、久しぶりに3人で話すといい、龍斗、ちゃんと家まで送るんだぞ」

「了解」

大丈夫ですと怜花が戻ってきた。

龍斗がアプリでタクシーを呼んでくれて社長を3人で見送った。