雅臣は片膝を立て、「怜ちゃん、僕と結婚してください、来年の夏まで待てなかったです」と差し出した。
「もちろん、お願いします…嬉しい、ありがとう」
花束を受け取ると泣き出した。
「針千本のまなくてすむ(笑)」
「うん…飲ませないよ、約束…守ってくれてありがとう、臣くん」
泣き止むと写真を撮って家族に結婚しますと写真と共に送った。
その日の夜に神谷家に家族が集合していた。
「龍くん、来てくれたの?」
「もちろん、お祝いだからな」
「週刊誌の件、大丈夫だった?」
「うん、たまたまあそこら辺で呑んでいたモデルが売ったらしい、怜花には迷惑かけたな」
「良かった…仕事に影響ないなら」
逆に増えてさと言っていた。
みんなの前で婚姻届を書いて証人になってもらった。
龍くんに子供ができたのか?と聞かれたがお見合い避けと説明をした。
2週間後、取り引き先の娘さんとホテルの和食の店で会うことに…
先に娘さんが待っていた。
「お待たせしました」
雅臣が到着すると立ち上がって「初めまして…あら?」
雅臣の斜め後ろにはスーツ姿の怜花が立っていた。
「お一人ではなかったのですね」
「あぁ、秘書の神谷怜花です」
「神谷?」
「はい、私の秘書で妻です」
「妻の怜花です」
「結婚…してらしたの?」
あきらかに動揺はしている。



