幼い頃、ゆびきりをした人は次期社長候補のあなたでした


雅臣はキスを止めた。

「痛くない?」

「うん」

「ゆっくり入れるから…」

「ん、ありがと……臣くん」

両手を出してきた。

雅臣はゆっくり前へ少し進んだ。

「っ……」

「怜ちゃん大丈夫?」

怜花は目を開けると臣くんが優しい顔で見てくれていた。

「臣くん…」
「可愛い…やっと怜ちゃんが僕と…」

ゆっくりと動きに合わせて怜花の小さな声が動く度に聞こえる。

雅臣は怜花の片足を持ち上げて「もう少し奥にいかせて…」と動くと怜ちゃんの声は少し大きくなった。

「あっ、あっ…臣くんーーーっ」





朝、怜花が目を覚ますと隣に雅臣はいなかった。

「臣くん?」

メガネをかけて部屋を見回す。

スマホを見ると11時がこようとしていた。

臣くんのカバンはなくて、バスローブがベッドの上に脱ぎ捨てられている。

テーブルにメモがあった。

11時くらいに戻れると思う、待っててと書いてあった。

もうすぐだ…顔を洗って化粧をして着替えるとドアが開いた。


「臣くん?」

「怜ちゃんお待たせ」

「えっ!?」

雅臣の手にはひまわりの花束があった。

「今、秋だよ、どうしたの?」

「秋に咲くひまわりがあるんだよ」

会社が利用している花屋に電話したら市場で集めてみると言ってくれて…なんとか集まったらしい。

「昨日の怜ちゃんの涙を見て早く結婚したくなった(笑)」