怜花はベッドに座った。
「臣くんも疲れたでしょ」
「疲れたというか緊張してて」
「緊張?」
「あまりデートの場所を知らなくて…」
「そんなに焦らなくてもいいよ、私はのんびり屋さんだから(笑)」
「うん、ありがとう」
怜花はベッドに上がり切り雅臣に膝枕をして頭を撫でた。
「仕事も大変なのに、デートプランも考えてくれてありがとうね、よしよし」
「怜ちゃん」
「なあに」
「大好き」
「…私もだよ」
雅臣は飛び起きた。
「好きの感情?」
「そうだね、友達にね、新しい秘書にヤキモチ妬いてるのは好きってことって言われて気づいたの」
「嬉しい」
だって青柳さんが臣くんの事ばっかり話すのよと言った。
「なにもないよ、信じて」
雅臣はうしろから怜花を抱きしめた。
背中に頭をつけている。
「泣いてる?」
「だって…やっと気持ちが伝わった…ずーっと怜ちゃんが好きだった、怜ちゃん以外好きになれなかった…離れたくない…」
「もうすぐ夕食が来るでしょ(笑)」
くるまで…と言ってしばらく抱きしめていた。
夕食が終わり臣くんに話があると言われた。
「あのさ、創立記念パーティーの時に会って欲しい人がいるって言われてさ…」
「それはお見合い的な事?」
「うん、もちろんその場ではお付き合いしている人がいるのでと断ったんだけど」



