「社長は龍くんの仕事はどう思ってるんですか?」
「賛成だね、好きな仕事をできるならした方がいい、龍斗は母さんに似てるから色々自分で好きなことを見つけるのが上手なんだよ、逆に雅臣は不器用で僕に似てるかもだね」
「へぇ…」
「雅臣といえばおめでとう」
グラスを出してきたからつられてチンと乾杯する。
「何が?」
「婚約したんだろ?雅臣と」
「してないよ、まだ」
「あれ、俺が聞いてた話しと違う?」
「僕は来年て聞いたよ」
「そうです」
「来年て決まってんならもう婚約じゃん」
「違うの、来年、プロポーズをしてくれるの」
「どういうこと?」
怜花は龍斗に説明をした。
「はぁ、そういうことか、もうさっさと籍入れちまえよ、夏まで待つ意味ある?」
「龍くんはもっと女心をわかった方がいいよ(笑)」
「ハハッ、龍斗も昔から怜花ちゃんには敵わないんだよな、なんやかんやで可愛がるし」
「そりゃ妹みたいなもんだし、怜花は大事だよ、マジで…」
「私も本当のお兄ちゃんみたいで嬉しい、まあ、来年までの時間も楽しみたいじゃない?」
「子供同士がままごとしてるみてえだな、親父」
「まあそれも可愛いじゃないか」
「良かったな怜花、雅臣が夢を叶えてくれて」
「うん!」
「結婚したら仕事辞めんの?」
「まだそこまで考えてないかな」



