幼い頃、ゆびきりをした人は次期社長候補のあなたでした


「怜ちゃん、起きた?」

「んー」

メガネもかけてないし目もあいていない。

サイドテーブルにメガネは置いてあった。

おにぎりのお皿をサイドテーブルに置く。

「ご飯持ってきたよ、食べれる?」

「んー」

ブラトップの肩紐がおちそうだ。

タオルケットをかけてあげる。

「エアコン付けてるんだから冷えるよ、風邪ひく」

「ありがと、臣くん」

膝を曲げて体育座りをすると眠いといいながら膝に頭をつけた。

怜ちゃん、その格好はダメだよ。

「怜ちゃん、起きようよ」

「起きてるよ」

「起きてないよ(笑)」

「しゃべってるし」

「僕、リビングにいるからね」

「はーい」

しばらく待っていると足音がした。

「臣くん」

雅臣は立ってお皿を受け取る。

ブラトップにショートパンツのままだ。

丸い黒縁のメガネをかけてソファに座った。

片足だけ立てていて、長い髪をかきあげる。

めっちゃ色っぽい…

「よく寝たかも…ふぁぁ」

「そうだね、2時だからね」

「そっかそんな時間なんだ」

まだボーッとしている。

会社とは全然雰囲気が違う…

「あれ?2人?」

「うん、買い物に行ったよ」

「雨よね?」

「うん、どこか行きたい?」

「んー、雨ならゴロゴロする」

しばらくテレビを見ていた。

「怜ちゃんは休みの日はこんな感じなの?」