「思い出とかは別にしてさ、普通に楽しもうよ」
「うん!」
駐車場に停めると日傘を差してくれた。
暑いのが苦手なのを知っているから…優しい。
「写真撮りたい」
「いいよ」
怜花はスマホで写真を撮っていく。
「怜ちゃん、一緒に撮ろう」
「いいけど、自撮りしたことないの」
「まかせて」
怜花のスマホを借りて2人で撮った。
「自撮りって近くて恥かしいの、臣くん手が長い(笑)」
「記念だね、後で送って」
「うん」
また2人で歩き出す。
高いひまわり畑を抜けると建物があり臣くんはお金を払っているようだ。
「怜ちゃん、来て」
呼ばれていくとハサミを渡された。
「1本だけ摘めるから自分の好きなのを選んで」
「え?本当に?」
ぱぁっと顔が明るくなった。
雅臣はスマホの動画を回していた。
可愛い…
「えー、どれにしよう、迷う」
パチンとハサミで1本切るとこっちを向いた。
「え?撮ったの?」
「ムービーだよ」
「やだ、恥ずかしい」
雅臣は動画を止めた。
ハサミを返して1本のひまわりを持って2人で写真を撮った。
「ありがとうね、臣くん、ひまわり…」



