晴美の勤務する書店についた。
取り寄せた本を受け取り晴美を待つ。
「おまたせ〜」
「お疲れ〜」
2人は近くのファミレスに決めた。
食後のデザートを注文すると「で?何?話したい事って」
「あのね、社長が入院する事になって、シンガポールにいた息子が副社長として戻ってきたの」
「へぇ、何歳?」
「24歳、1つ下」
「イケメン?」
「まぁ…」
「頑張れ〜」
「えー、そういうんじゃないと思う」
「でも怜花から男の人の話しなんか1回告白された時しか聞いたことないもん」
「あー、あの時ね」
「それがトラウマになってるかもしれないもんね、からかった男子は殴りたいわ」
「あー、へへっ」
高校の時1度告白された怜花は話したことがない男の子だったから返事は保留にしてたんだけど一緒に帰ろうと誘われて帰っていると、頼むから1週間だけ付き合ってと言われた。
1週間?と聞き返すと友達に彼女作るとつい言ってしまって大人しそうな怜花に告白したらしい…
ごめんなさいとその場でお断りをした。



