.入学式の案内を眺めてた。
急に聞き慣れた声が聞こえた。
「本当のバディ。見つけられるといいな。」
振り向くと黄土色の髪がふわっと風になびき
笑顔がくしゃっと眩しくなってしまいそうな
男性が立っていた。
彼は“そう”。
私よりふたつ上の私の【仮バディ】
この世界にいる悪霊を倒す為に存在する【特務部隊】のサブリーダー。
私は“みいひ”
幼い頃から両親がいない私は特務部隊のリーダーに所属している叔父に面倒をみてもらっている。
叔父に素質があるとみられ幼い頃から鍛錬をし、今15歳の最年少で特務部隊の一員。
この世界では【光】と【闇】のどちらかの特別な力を持っている人間がいて、通常それぞれの力を持ってる人間が本能的に引かれ合い2人だけの特別な力を使える。この相手、仕組みを【バディ】と言う。
子供の私にはまだバディがいないので、バディを持たないそうが私の仮バディでいてくれていた。
「どうだろね。私は仮バディでもう2年も一緒にやってくれた“そう”でも良いんだけどなぁ。」
ハハッと笑いながら
そう「そんなわけにもいかないだろう。それにバディ探しと共に生徒の育成補助の任務もでてるんだろう?頑張るんだよ。」
整った顔に優しい目。優しい笑顔。優しい声。
このモテ王子のファンに何度嫌がらせされたかとか…
「うん。ありがとう。今までありがとね!…ってまだちょいちょい収集かかればバディ組んでもらっちゃうんだけどね笑」
「うん。よし。そろそろ行くよ。
…これからは学校の寮に入るからここに帰るのは3年後かな…?寂しいね」
2年間毎日同じ家で過ごしてきたんだ。やはり離れると思うと寂しい。
涙がこぼれそうになり唇をギュッと噛み締めた
瞬間ーー
グイッと
180センチの鍛えられた身体にギュッと抱き寄せられた。
「わっ!」「なに…
綺麗な低音ボイスが耳をくすぐる。
「大丈夫。僕はいつでもみいひの味方だからね。」
「…うん。ありがとう。」ぐすっ
やはり涙が溢れた。
頭をポンポンして貰いどうにか落ち着かせ今度こそ改めて
笑顔で
「いってきます!」
「ああ。いってらっしゃい」
大人びた微笑みを最後に私は家を出た。
急に聞き慣れた声が聞こえた。
「本当のバディ。見つけられるといいな。」
振り向くと黄土色の髪がふわっと風になびき
笑顔がくしゃっと眩しくなってしまいそうな
男性が立っていた。
彼は“そう”。
私よりふたつ上の私の【仮バディ】
この世界にいる悪霊を倒す為に存在する【特務部隊】のサブリーダー。
私は“みいひ”
幼い頃から両親がいない私は特務部隊のリーダーに所属している叔父に面倒をみてもらっている。
叔父に素質があるとみられ幼い頃から鍛錬をし、今15歳の最年少で特務部隊の一員。
この世界では【光】と【闇】のどちらかの特別な力を持っている人間がいて、通常それぞれの力を持ってる人間が本能的に引かれ合い2人だけの特別な力を使える。この相手、仕組みを【バディ】と言う。
子供の私にはまだバディがいないので、バディを持たないそうが私の仮バディでいてくれていた。
「どうだろね。私は仮バディでもう2年も一緒にやってくれた“そう”でも良いんだけどなぁ。」
ハハッと笑いながら
そう「そんなわけにもいかないだろう。それにバディ探しと共に生徒の育成補助の任務もでてるんだろう?頑張るんだよ。」
整った顔に優しい目。優しい笑顔。優しい声。
このモテ王子のファンに何度嫌がらせされたかとか…
「うん。ありがとう。今までありがとね!…ってまだちょいちょい収集かかればバディ組んでもらっちゃうんだけどね笑」
「うん。よし。そろそろ行くよ。
…これからは学校の寮に入るからここに帰るのは3年後かな…?寂しいね」
2年間毎日同じ家で過ごしてきたんだ。やはり離れると思うと寂しい。
涙がこぼれそうになり唇をギュッと噛み締めた
瞬間ーー
グイッと
180センチの鍛えられた身体にギュッと抱き寄せられた。
「わっ!」「なに…
綺麗な低音ボイスが耳をくすぐる。
「大丈夫。僕はいつでもみいひの味方だからね。」
「…うん。ありがとう。」ぐすっ
やはり涙が溢れた。
頭をポンポンして貰いどうにか落ち着かせ今度こそ改めて
笑顔で
「いってきます!」
「ああ。いってらっしゃい」
大人びた微笑みを最後に私は家を出た。