「何かあった?」
あまりにも動かない私を気にして心配してくれる葵くんに
「ううん」と呟く。
そうだよね、大事なのは周りじゃなくて2人の時間だよね。
葵くんはそれを楽しんでいる。それを教えてくれた。
葵くんの目を盗んで可愛いクマちゃんのペアキーホールダーを買った。
なにかお揃いの物が欲しかったから、付き合えた記念にね!
「楽しかったね、今日はありがとう」
楽しかった時間はあまりにも早すぎて、もう帰る時間になった。
寂しいなと思いつつも、後ろを向いて歩こうとした瞬間
「弥生、待って、そのまま」
急で驚く私は、「こうですか?」と言えば、「うん」


