「侯爵は毎年、オティリエから聖使者に宛てられた手紙を読んでいたんだ。魅了の影響でプレゼントこそしてくれなかったけれど、オティリエがなにを欲しがっていたのか、きちんと覚えていたんだよ。だから、僕がかわりに届けようと思って」
言い終わらないうちに、オティリエはヴァーリックの胸に顔を埋める。
オティリエが聖使者に向けた最後の手紙に書いたのは『幸せになりたい』という切なる願いだった。自分のほしいものは決して手に入らない――願いが届くことは絶対にない。そう思っていたというのに、今すべて叶ってしまった。オティリエにとって、こんなにも嬉しいことはない。
「ヴァーリック様、私すごく幸せです」
「うん」
僕も幸せだよ、と囁きながら、ヴァーリックがオティリエにキスをする。二人は顔を見合わせながら、満面の笑みを浮かべるのだった。
言い終わらないうちに、オティリエはヴァーリックの胸に顔を埋める。
オティリエが聖使者に向けた最後の手紙に書いたのは『幸せになりたい』という切なる願いだった。自分のほしいものは決して手に入らない――願いが届くことは絶対にない。そう思っていたというのに、今すべて叶ってしまった。オティリエにとって、こんなにも嬉しいことはない。
「ヴァーリック様、私すごく幸せです」
「うん」
僕も幸せだよ、と囁きながら、ヴァーリックがオティリエにキスをする。二人は顔を見合わせながら、満面の笑みを浮かべるのだった。



