【書籍&コミカライズ】魅了持ちの姉に奪われる人生はもう終わりにします〜毒家族に虐げられた心読み令嬢が幸せになるまで~

「ええ? プレゼントもモミの木も、朝にはなかったのに……!」

「カランに協力してもらったんだ。驚いた?」

「すっごく驚きました!」


 オティリエは急いでモミの木に駆け寄り、瞳をキラキラと輝かせた。


「あの、開けてみてもいいですか?」

「もちろん」


 ヴァーリックが見守る中、オティリエが一番大きな包み紙に手を伸ばす。興奮で胸がドキドキと高鳴る。丁寧にリボンを解いて封を開けると、中には大きなうさぎのぬいぐるみが入っていた。


「可愛いです!」

「よかった。それじゃあ次は隣のプレゼントを開けてみて」


 もふもふとぬいぐるみに顔を埋めるオティリエに、ヴァーリックは早速次を促す。
 次のプレゼントは絵本だった。幼い頃にイアマが見せびらかしてきたものと同じものである。