強引に引っ張って行こうとする。あまりの怖さで咲希だけではなく、奏太も怖がってギャン泣きする。
「うつせーな。ガキを泣き止ませろ」
「いいから、やめてって。翔也。お願い」
腕も痛いし、恐怖で全身がガタガタと震えていく。目尻に涙が溜まりながらも、必死に抵抗した。
もうダメだと思った、その瞬間だった。
「おい、何をやっているんだ!?」
そう言って大声で呼び止めてくれたのは警備員達だった。するとヤバいと思ったのか、慌てて逃げて行く翔也。助かった……。
でも、恐怖で座り込んでしまった。まだ全身がガタガタと震えて涙が止まらない。
その後は警備員を強化してもらえる事になった。翔也は逃げ切ってしまったようだ。
管理室で毛布に包まりながら震えていると、連絡で駆けつけてくれた田中さんと八神社長が傍に居てくれた。
「これは……厄介な事になりましたね」
「今、向こうの取引先に連絡を取っている。彼の会社は、このままでは済まないだろう」
2人は心配してくれたが、咲希の心は不安と恐怖でいっぱい。
どうしてこんな事になってしまったのだろうか? あんな彼の姿は見た事がない。
いつでも自信満々で、誰よりも誇らしげに夢を語っていたのに。
すると八神社長のスマホから電話が。電話に出た彼は眉をひそめる。そして電話を切ると咲希の方を見た。
「秘書に連絡を取ってもらったんだが、彼は最近会社をクビになったそうだ」
「えっ? どうして……」
だって彼は社長令嬢と結婚して、順風満帆なはずでは?
「うつせーな。ガキを泣き止ませろ」
「いいから、やめてって。翔也。お願い」
腕も痛いし、恐怖で全身がガタガタと震えていく。目尻に涙が溜まりながらも、必死に抵抗した。
もうダメだと思った、その瞬間だった。
「おい、何をやっているんだ!?」
そう言って大声で呼び止めてくれたのは警備員達だった。するとヤバいと思ったのか、慌てて逃げて行く翔也。助かった……。
でも、恐怖で座り込んでしまった。まだ全身がガタガタと震えて涙が止まらない。
その後は警備員を強化してもらえる事になった。翔也は逃げ切ってしまったようだ。
管理室で毛布に包まりながら震えていると、連絡で駆けつけてくれた田中さんと八神社長が傍に居てくれた。
「これは……厄介な事になりましたね」
「今、向こうの取引先に連絡を取っている。彼の会社は、このままでは済まないだろう」
2人は心配してくれたが、咲希の心は不安と恐怖でいっぱい。
どうしてこんな事になってしまったのだろうか? あんな彼の姿は見た事がない。
いつでも自信満々で、誰よりも誇らしげに夢を語っていたのに。
すると八神社長のスマホから電話が。電話に出た彼は眉をひそめる。そして電話を切ると咲希の方を見た。
「秘書に連絡を取ってもらったんだが、彼は最近会社をクビになったそうだ」
「えっ? どうして……」
だって彼は社長令嬢と結婚して、順風満帆なはずでは?



