素直な嘘



「すみません。大丈夫ですか?」





 ボーダー柄が特徴的なカーディガンを着たお姉さんが、私のことを心配そうに見つめている。



「大丈夫です。出社しないといけませんので」




 私は駅から出るために歩き始める。うん、ふらふらしているけど、出社出来るはず。