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カチリ、と秒針が0時を刻んだ。
「――――っ、」
その瞬間、私は思わず目をつむった。
音も、視覚も、一瞬果てしないくらいの沈黙が私を包んだ気がした。
『日野』
温かくて低い声が電話越しに聞こえた瞬間、私は全身の力が抜けるのを感じた。
「佐倉くん・・・っきょう、きょう・・・は、・・・っ」
『7月16日だ』
「・・・っ」
『日野、窓の外見て』
私はその言葉で顔を上げる。
力の入らない手で、それでもカーテンを引いた。
「――――さ、」
窓ごしに、佐倉くんの姿が見えた。
その強い眼差しは、遠くからで射抜くようにまっすぐ私を見上げていた。
『日野』
「・・・・っ」
『好きだ』
佐倉くんの一言で、するりと私の手からスマホが滑り落ちた。
視界がぼやける。
目頭が熱い。
私はスマホを拾うことも忘れて、着の身着のまま、部屋を飛び出した。
もどかしい気持ちで靴を履き、乱雑に玄関のかぎを開ける。
「佐倉くんっ!!」
私は脇目も振らず、まっすぐに佐倉くんのもとへ飛び込んだ。
大きな腕が、優しく、でも強く私を捕らえる。
「佐倉くん、私も・・・!私も、佐倉くんのことが好き・・・!!」
私たちはお互いを強く抱きしめて。
世界で一番幸せな一日を迎えたんだ。
カチリ、と秒針が0時を刻んだ。
「――――っ、」
その瞬間、私は思わず目をつむった。
音も、視覚も、一瞬果てしないくらいの沈黙が私を包んだ気がした。
『日野』
温かくて低い声が電話越しに聞こえた瞬間、私は全身の力が抜けるのを感じた。
「佐倉くん・・・っきょう、きょう・・・は、・・・っ」
『7月16日だ』
「・・・っ」
『日野、窓の外見て』
私はその言葉で顔を上げる。
力の入らない手で、それでもカーテンを引いた。
「――――さ、」
窓ごしに、佐倉くんの姿が見えた。
その強い眼差しは、遠くからで射抜くようにまっすぐ私を見上げていた。
『日野』
「・・・・っ」
『好きだ』
佐倉くんの一言で、するりと私の手からスマホが滑り落ちた。
視界がぼやける。
目頭が熱い。
私はスマホを拾うことも忘れて、着の身着のまま、部屋を飛び出した。
もどかしい気持ちで靴を履き、乱雑に玄関のかぎを開ける。
「佐倉くんっ!!」
私は脇目も振らず、まっすぐに佐倉くんのもとへ飛び込んだ。
大きな腕が、優しく、でも強く私を捕らえる。
「佐倉くん、私も・・・!私も、佐倉くんのことが好き・・・!!」
私たちはお互いを強く抱きしめて。
世界で一番幸せな一日を迎えたんだ。


