7月15日、あなたに告白します。

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ジリリリリリリリ――――――!!

 私はたった一度のアラームで飛び起き、リビングに降りた。
 私がすんなり起きてきたことに驚愕している両親に、私は問いかける。


「今日、何日!?」

「え・・・」


 父親の返事を、期待を込めて固唾をのんで待つ。
 しかし。


「7月15日だけど・・・それがどうかしたか?」


 期待も虚しく、嫌な予感が当たってしまったらしい。

 私はどうやら・・・7月15日をループしているようだ。


「・・・・あー・・・あはは・・・・なんでもないよ・・・」


 目の前に、果てしない暗闇が広がっている気分になった。
 なんの光もささない絶望の暗闇。


(・・・けど、ここで諦めるわけにはいかない・・・!)


 私は決意を胸に、朝食の目玉焼きに大きくかぶりつく。

 私とて、眠れずにいた昨日の夜、何も考えず悶々としていたわけではない。

 タイムループというのは常々よく物語の題材にされるものだけれど、そのループが起こるには何かしらのきっかけなり、理由なりが存在する。
 私の場合、7月15日という日がループの舞台になる理由として思い当たる節が、一つだけある。

 他の人にとってはありきたりでありふれた一日だけれど、私にとって7月15日は特別だった。
 告白を控えた大切な一日だった。

 そして私はその日がうまく行くよう・・・神頼みをしたのだった。


『どうか!どうかっ!!明日―――― 7月15日!好きな人と付き合えますようにっ!!』


 なるほど。
 つまりこのループは、私が天ヶ崎くんと付き合うために起こったループなわけで。


(・・・つまり、信じがたい話だけど・・・)


 天ヶ崎くんと付き合うまで、ループを抜け出せない、ということだ。

 もう夏日さす今日この頃だというのに、私の頬を、一筋の冷や汗がつたった。