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結局佐倉くんとは話す時間もないまま、放課後がやってきた。
「じゃあねー、永。お説教タイム、がんばってー」
「もう、他人事だと思ってー」
深友とお別れして、私は一人職員室へと向かう。
佐倉くんと顔を合わせて、それで・・・なんて言えばいいんだろう。
「今のまま告白なんてして、うまくいくのかな・・・」
思わず深いため息をつく。
そうこうしている間にも職員室は一歩、また一歩と近づいてくる。
(・・・前の周では、ここで)
こうして職員室の入り口に、佐倉くんが立っていて―――――。
「・・・あれ・・・?」
佐倉くんがいない。
以前の周では、確かにここで落ち合って、そして呼び出した本人の坂田先生がいないことに愚痴を言って。
そんな他愛ない時間があったのに。
動揺しながら辺りを見渡していたら、職員室に向かってくる坂田先生の姿が目に入る。
「よし、日野はちゃんと来てるな」
坂田先生は開口一番にそう言った。
「・・・日野は、って・・・先生、あの、佐倉くんは・・・?」
「佐倉な、あいつサボりだ。サボるけど反省文あとで出します、ってさ、ご丁寧にメモ置いてやがって」
そう言ってヒラヒラとノートの切れ端を見せてきた。
そこにあるのは確かに佐倉くんの字で。
(・・・前のループのとき、佐倉くんはサボったりしなかったもの。今回の私の行動で、今回の佐倉くんの行動が変わっちゃったんだ)
要するに。
検討の余地もなく、避けられている、ということだ。
なにより。
「日野、行くぞー」
「・・・はい」
私は力なく坂田先生の後に続いた。
『帰り、いっしょにどう、ですか・・・?』
『・・・お、俺でよければ・・・』
朝かわしたあの約束を、佐倉くんは反故にしたんだ。
佐倉くんはひっそりと、でも確実に、私を拒否したんだ。
その事実が私の心をむしばんで・・・先生の言葉なんて、どうしたって耳に入りそうもなかった。
結局佐倉くんとは話す時間もないまま、放課後がやってきた。
「じゃあねー、永。お説教タイム、がんばってー」
「もう、他人事だと思ってー」
深友とお別れして、私は一人職員室へと向かう。
佐倉くんと顔を合わせて、それで・・・なんて言えばいいんだろう。
「今のまま告白なんてして、うまくいくのかな・・・」
思わず深いため息をつく。
そうこうしている間にも職員室は一歩、また一歩と近づいてくる。
(・・・前の周では、ここで)
こうして職員室の入り口に、佐倉くんが立っていて―――――。
「・・・あれ・・・?」
佐倉くんがいない。
以前の周では、確かにここで落ち合って、そして呼び出した本人の坂田先生がいないことに愚痴を言って。
そんな他愛ない時間があったのに。
動揺しながら辺りを見渡していたら、職員室に向かってくる坂田先生の姿が目に入る。
「よし、日野はちゃんと来てるな」
坂田先生は開口一番にそう言った。
「・・・日野は、って・・・先生、あの、佐倉くんは・・・?」
「佐倉な、あいつサボりだ。サボるけど反省文あとで出します、ってさ、ご丁寧にメモ置いてやがって」
そう言ってヒラヒラとノートの切れ端を見せてきた。
そこにあるのは確かに佐倉くんの字で。
(・・・前のループのとき、佐倉くんはサボったりしなかったもの。今回の私の行動で、今回の佐倉くんの行動が変わっちゃったんだ)
要するに。
検討の余地もなく、避けられている、ということだ。
なにより。
「日野、行くぞー」
「・・・はい」
私は力なく坂田先生の後に続いた。
『帰り、いっしょにどう、ですか・・・?』
『・・・お、俺でよければ・・・』
朝かわしたあの約束を、佐倉くんは反故にしたんだ。
佐倉くんはひっそりと、でも確実に、私を拒否したんだ。
その事実が私の心をむしばんで・・・先生の言葉なんて、どうしたって耳に入りそうもなかった。


