7月15日、あなたに告白します。

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 意気揚々と起きだしてきて、カレンダーを見て急に泣き出した娘に、両親は困惑していた。
 あまりにも取り乱していたからか、学校は休むよう言われた。


「永?」


 部屋をノックして、お母さんが声をかけてきた。


「お母さん、これから買い物行くけど・・・永もいっしょに行かない?気分転換になるかもしれないから」

「・・・・・いかない・・・」

「そう・・・じゃあ何か欲しいものはない?食べ物でも飲み物でも。今日は特別に好きなもの買ってあげるから」

「・・・・・いらない・・・」

「本当に?永の好きなものなんでもいいのよ?」

「・・・・・いらない・・・」


 入り口で話していたお母さんが、もどかしくなったのかベッドで布団にくるまっていた私に近づく。


「永、食べないと元気が出ないわよ。結局朝ご飯も食べれなかったでしょう?お昼は何か―――――」

「いらないってばっ!ほっといてよ!!」

「!」


 私は布団に頭までくるまって、ぎゅっと自分を抱きしめた。


「・・・ごめんね」


 お母さんの声は、少しだけ涙ぐんでいた。

 私がそうさせたことなんてわかっているけど、もう自分でも自分がどうしたいのかよくわからなかった。
 お母さんのことは大好きだし、泣かせたいわけじゃない。

 それなのに・・・優しくされることがこの上なく痛い。
 だから突っぱねてしまう。
 でもそんな態度でお母さんを泣かせてしまう自分自身が、余計にみじめで。

 心の中はいろんな色の気持ちがまじりあって、どす黒いとぐろを巻いていた。


「・・・ぅ、っ・・・!!うぁ・・・っ・・!!」


 両親が出かけ、ひとりぼっちで布団にくるまりながら、私は声がかれるまで泣いた。

 この世界で私は、ひとりぼっちだった。