7月15日、あなたに告白します。

==========



ジリリリリリリリ――――――!!


「・・・んぁ・・・」


 うるさいアラームにせがまれて、嫌々意識を浮上させる。
 そして少し意識が浮上してきた瞬間、昨日のことを思い出す。


「・・・・っそうだ!!私天ヶ崎くんと付き合えたんだっ!!」


 そう思った瞬間、もう眠気なんてどこへやら、一瞬で目が冴えわたった。
 そして意気揚々と階下に降りる。


「おはよー!!お母さん!お父さん!」

「え!?今日はずいぶん早いわね・・・!」


 たった一度のアラームですっきり目覚めてきた娘に驚きつつ、お母さんはテーブルの上を指さす。


「朝ご飯できてるわよ」

「はーい!」


 喜び勇んでテーブルに向かった。
 けれど・・・。


「・・・え・・・?」


 そこに並んでいるのはご飯とお味噌汁、それに目玉焼き。
 それを見た瞬間、私の顔が一瞬にして引きつった。


「・・・な、なんで・・・?これ、昨日も同じだったよね・・・?」

「え?何言ってるのよ、うちは普段はパンでしょ。今日は食パン切らしちゃって―――――」


 お母さんが何度か聞いたようなことを言っていたけれど、もう耳には入ってこなかった。
 普段うちの家の朝食はパンなんだけど・・・7月15日は、食パンを切らしたってことでご飯だったんだ。

 私は恐る恐るカレンダーを見た。


「・・・・・な・・・んで・・・」


 ぼやけた視界でも、7月15日の文字は嫌になるほどくっきりと見えた。
 いつの間にか、涙があとからあとからあふれてきた。


「・・・な、なんでっ!?なんで・・・っ!?!?なんで、きの・・っ!だって昨日・・・っ!!」


 突然泣き出してしゃがみこんだ私を、両親は心配した。
 でもその声も、耳に入らなかった。

 どうしてかわからない。

 それでもこの地獄は・・・まだ終わらないらしい。