7月15日、あなたに告白します。

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 その後昼休みが終わって、二人は教室に戻っていった。
 またぼんやりと放課後まで無為な時間を過ごすかと思っていたところ、保健の先生が姿を見せた。


「あら、日野さんね。担任の先生から聞いてるわよ、朝から体調崩してるって。ごめんなさいね、そんなときにちょうど午前中にちょっとした出張が入っちゃって」

「・・・はい」

「体調悪いっていうのは具体的にどんな感じなの?熱ははかった?」

「・・・まだです」


 保健の先生に言われるがまま、熱をはかり、体がだるいだの頭がぼーっとするだのといった適当に思いついた症状を伝えた。


「・・・うーん、熱はなさそうだけれどねぇ・・・でも国語の先生から、明らかに普段と様子が違ったとも聞いているし・・・」

「・・・・」

「そうねぇ、朝から体調が悪かったのなら、もう今日は早退しておうちできちんと休んだほうがいいと思うんだけど、どうかしら?」

「・・・・早退、ですか」


 生まれてこの方、健康優良児の私は早退なんて無縁の人生だった。
 まさかループを繰り返すことで経験することになるとは。


「・・・じゃあ、早退します」


 いい加減保健室の白い天井を見上げるのにも飽きてきた頃だ。
 無意味に保健室で過ごすくらいなら、いっそ早退したい。


(まあそんなこと言っちゃうとすべてがリセットさせる私の人生だって無意味だけどね。人生早退したくなるよね)


 心の中でしょうもないブラックジョークをつぶやきつつ、五時間目の終了を待って教室に向かった。