7月15日、あなたに告白します。

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 そうこうして学校に着いて、教室に入った瞬間深友に捕まった。


「は、はははは(はるか)!ど、どどどどうしたの!?何があったの!?」

「・・・何がって・・・」


 深友の勢いに押されつつ、引き気味に返すと深友は私の肩をこれでもかってくらい強く握った。


「何とぼけてんの!天ヶ崎くんと登校してきたことに決まってんじゃんかっ!!」

「・・・見てたの?」

「いや見てないけどっ!あの天ヶ崎くんと登校してくればそりゃ噂になるよ!もう今学校中に知れ渡ってるからね!?」

「・・・なるほど」


 深友はキラキラと輝かせた瞳を、ずいっと私に近づけてきた。


「どうしてそうなったの!?来るときなんかあったの!?いっしょに登校して進展あったの!?」

「・・・えっと」


 テンション高く矢継ぎ早に質問してきた深友だったが、私の様子を見てふと止まる。


「・・・・どうしたの?なんかテンション低くない・・・?」


 確かに普段の私なら、天ヶ崎くんといっしょに学校に来ただなんて、聞かれずとも自ら意気揚々と話しそうなものだ。
 けれど今日はそういう気分になれない。

 むしろ朝は、踏切に向かうのでさえおっくうに感じていたくらいだ。


「・・・なんもない。ただちょっと疲れててさ。授業まで寝ててもいい?」

「えっ・・・うん、いいけど・・・・」


 深友は心配そうにしていたけど、私はその視線から逃げるように机に突っ伏した。
 そうして授業開始まで私は机に突っ伏していたけれども、どうにも眠気はおりてこなかった。

 疲れているし、もう何もかも投げだしたい気分だったはずなのに、なぜか妙にいらいらして眠れない。

 隣で楽しげに話すクラスメイトの会話も、予鈴が鳴って大声で座るよう呼びかけながら通り過ぎていく学年主任の先生の言葉も、一言一句変わらない。
 その気持ち悪いほどに代わり映えのない日常が、私をいら立たせてしょうがなかった。