7月15日、あなたに告白します。

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ジリリリリリリリ――――――!!


 朝はどんなときも、誰にでも、平等にやってくるようだ。
 それは救いでもあるけれど、その日の私には絶望でしかなかった。


(・・・振られた次の日も学校か・・・)


 今思えば、なぜ次の日が休みの金曜日に告白しなかったんだと、昔の自分を往復ビンタしたい。
 浅はかな自分のせいで困るのは、やはり自分なのである。


(・・・とりあえず登校中に会うのは気まずいし・・・、今日はバスで行こうかな・・・)


 いや、今日は、というか今後一切は、というのが正しいだろう。
 これまでは朝たった数分でも天ヶ崎くんに会えることを活力に自転車で通学していたけど、もうそういうわけにはいかない。

 こうなった以上何が楽しくて片道約一時間自転車をこがなくちゃいけないんだ。


「・・・おはよぉ・・・」


 結局今日も母親に何度か声を掛けられた末にベッドから這い出し、リビングに降りた。
 そして朝ご飯を食べ、身だしなみを整え、ついでにリビングのまだめくられていない日めくりカレンダーを破り捨て、家を出た。


「えーっと、このバス停を7:32に出る・・・んだよね?」


 不慣れなバス通学に少し不安を覚えたけど、いざバスが来ると、同じ制服の人がたくさん乗っていて安心した。

 いやむしろ・・・たくさんすぎるほど乗っていた。


(・・・混みすぎじゃない!?この時間のバスってこんなえぐいの!?)


 私はぎゅうぎゅうなバスにどうにか乗り込み、ぎりぎり一つ残っていたつり革をつかんだ。
 それほど背が高いわけでもない私は、30分ほどの道のりの間、つり革から振り落とされないよう必死に耐えるばかりだった。