7月15日、あなたに告白します。

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 見事に振られたけど、やっぱりどこか清々しい気持ちで、私は家に帰った。
 そして十回目のカレーを食べ、もう見飽きたテレビをスルーして自室に戻る。

 スマホを開いても流れてくる動画もおすすめページもここ数日で全部見切ってしまってさすがに飽きた。

 もう寝ようかな、と思ったところで、メッセージが入った。


『連絡先、勝手に追加した。佐倉応助』


 佐倉くんからの連絡だった。
 そういえば告白が終わって清々しいまま寝ようとしていたけど、そういうわけにはいかないんだった。

 放課後、天ヶ崎くんと先生が何を話していたのか、それを聞いておかないと。
 明日になったら佐倉くんは忘れちゃうんだから。


『うん、ありがとう。例のやつ、どうだった?』


 すぐに既読がついて、返信が来た。


『ウワサの、副部長がどうのってやつだった。清翔に、副部長引き受けてくれないかって先生が話してた』


 やっぱりウワサは本当だったんだ。
 なら副部長の件を引き受けるかどうか悩んでる、って可能性もなくはないわけだ。

 よさげなスタンプを選んでいると、その間に佐倉くんから追ってさらにメッセージが来た。


『明日も、よかったら朝相談してきてほしい』


 明日も・・・。
 私にはありがたい話だけど、こんなに佐倉くんに甘えてしまっていいんだろうか。

 そう思っていると、さらにメッセージが加えられる。


『今日の朝日野が来たときはさすがにびっくりしたけど、日野が俺を頼ってくれて、そんで力になれてるかは自信ないけどいろいろ日野のためにやれて、うれしかった』


 うれしかった。
 その言葉が、やけに私の胸に響く。


『きっと明日の俺も、明後日の俺も、そう思うはずだから』


 ふふ、と声を出して笑ってしまった。

 十周目の佐倉くんも、似たようなことを言っていた気がする。
 本当に、一日経っても二日経っても、佐倉くんは佐倉くんだなって、そう思わせてくれる言葉だった。