7月15日、あなたに告白します。

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「おはよー、天ヶ崎くん」

「おはよう・・・て、髪形、いつもと違うね」


 昨日はリボン編み込みでお叱りを受けたので、今日はちょっと地味目に、ゆるめなお団子で攻めてみた。


「似合ってるね」

「えー、うれしい・・・ありがとぉ」


 私は、ふんわり笑って見せた。
 今日は緩めなお団子に合わせて、癒し系女子で攻めてみようと思う。


「あ、あのね、天ヶ崎くん・・・今日、昼休み、空いてるかなぁ?」


 やりすぎ!ってくらいゆっくりしゃべってやった。
 ただでさえ天ヶ崎くんとの会話中は緊張しっぱなしなんだし、遅すぎなしゃべりぐらいでちょうどいいのんびりさが演出できそうだ。


「あー、ごめん、今日の昼休みは委員会の集まりがあって・・・」


  はい、存じ上げております。

 一周目で昼休みに予定があると確認してから、それ以降無駄な時間を極力削減するために最初から放課後で誘うようにしてきたけど、今回はわざとワンクッション入れてみた。


「そっかぁ・・・空いてないのかぁ・・・」


 なぜならここで、しょぼん(´・ω・`)っていう顔をしたかったから!
 このしょぼんってする感じ、最高に癒し系だと思う。


「じゃ、じゃあ、放課後はどうかなぁ?」

「放課後?うん、放課後は空いてるよ」


 しょぼん顔のおかげか、いまちょっとだけ天ヶ崎くんの微笑みが優しげだった・・・ような気もする。
 気のせいだったような気もする。
 わからない・・・。

 そうこうしているうちに電車はやってきてしまい、踏切が開いてしまった。


「じゃあまた教室で」


 なんだかループの回数を重ねるごとに計算高い女になっていってる気がするなぁ、私・・・。

 やはり人は失敗から学び、徐々に賢くなっていくわけか。
 計算高いのがいいことなのか悪いことなのかはさておき。