7月15日、あなたに告白します。

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 努力の甲斐も虚しく、学校についてから髪形が派手すぎるってことで生活指導の坂田先生にお叱りを受けた。
 私の朝の30分は水泡のごとく、いやほどかれた髪のごとく崩れていった。

 別にうちの学校はそこまで校則が厳しいわけじゃないけど・・・この長めに垂らしたリボンが問題だったのか。それとも緩め編み込みが問題だったのか。それとも合わせ技すぎてさすがに見過ごせなかったのか。

 結局ほぼ一日髪をおろして過ごすことになってしまったわけだけど・・・。


「・・・よし、こんなもんかな・・・」


 告白の前に、空き教室で急いで簡単なリボンアレンジだけしておいた。
 天ヶ崎くんと先生がいつ話終わるのかは前回確認済みだし。


(16時21分45秒、来るか)


 私が時計を見上げ、心の中でつぶやいた瞬間、ドンピシャで扉があいた。


「遅くなってごめんっ、ちょっと先生に呼び止められて・・・っ」

「ううん、大丈夫!」


 教室に入ってきた天ヶ崎くんは、私の髪形の変化に気づいたみたいだ。
 けれど、特に何も言わない。


「・・・髪形どうかなぁ?朝のやつ、怒られちゃったから変えてみたんだけど・・・」

「そっか、朝のやつだめだったんだ」

「・・・かわいいかな?」

「・・・悪くないと思う」


 朝よりひどい。
 無難な返事しか返してこない。

 たぶん空気感的に告白されるのを悟ってのことかもしれない・・・。

 だめな香りがプンプンするけど、行くしかない。


「あのね、私・・・天ヶ崎くんのこと好きでさ・・・、一ミリでもいいから・・・意識、してほしいなって思うんだけど・・・」


 ここで上目遣い。
 あと軽く唇を噛む。

 よしあざとい!


「どう、ですか・・・?」


 軽く首をかしげる。

 あざとさポイントだけで言えば100点だ!


「・・・気持ちはうれしいんだけど・・・ごめん。今は誰とも付き合う気がなくて・・・」


 ・・・・ですよね・・・。
 100点なのはあざとさにおいてだけだったらしい。

 まあ今回は全然手ごたえなかったしな・・・あざとい系、あんまし好きじゃないのかも。