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その日の授業もつつがなく進み、ようやく六時間目が終わった。
私は放課後の告白に向け、今回は授業も聞かず一心不乱に告白文を考えてきた。
一周目のようなめちゃくちゃな告白をしてなるものか。
六時間目が終わった直後、いよいよかと私は思わず天ヶ崎くんの席に視線をやった。
そしてちょうどそのタイミングで、天ヶ崎くんの机から消しゴムが転がり落ちた。
「!」
あ、拾おう、と思った次の瞬間には、その消しゴムは誰かの手に握られていた。
「・・・消しゴム、落ちたぞ」
「あ、ありがと、応助」
拾ったのは佐倉くんだった。
そのお礼を言うときの天ヶ崎くんの可愛さよ。
天ヶ崎くんもやはり男の子同士のほうが気が許せるのか、佐倉くんや他の男子の友達に対して笑いかけるときは、少し幼げなかわいらしい笑みを浮かべるのだ。
ふにゃっ、みたいな。
(もうほんと反則級に――――― ってそんなこと考えてる場合じゃない!なんで拾わなかったんだよ私のバカっ!)
一歩早ければ拾えていたのに。
話しかけるチャンスだったのに。
私は恨みのこもった念を込めつつ佐倉くんをにらんだ。
すると不運にも念が届いたのか、佐倉くんが私のほうを向いた。
(やばっ!)
私はあわてて目をそらす。
そして、そろりと佐倉くんのほうをもう一度確認すると、佐倉くんはもう天ヶ瀬くんとの雑談に興じていた。
私は佐倉くんにまた視線を向けられる前に、急いで教室を後にした。
その日の授業もつつがなく進み、ようやく六時間目が終わった。
私は放課後の告白に向け、今回は授業も聞かず一心不乱に告白文を考えてきた。
一周目のようなめちゃくちゃな告白をしてなるものか。
六時間目が終わった直後、いよいよかと私は思わず天ヶ崎くんの席に視線をやった。
そしてちょうどそのタイミングで、天ヶ崎くんの机から消しゴムが転がり落ちた。
「!」
あ、拾おう、と思った次の瞬間には、その消しゴムは誰かの手に握られていた。
「・・・消しゴム、落ちたぞ」
「あ、ありがと、応助」
拾ったのは佐倉くんだった。
そのお礼を言うときの天ヶ崎くんの可愛さよ。
天ヶ崎くんもやはり男の子同士のほうが気が許せるのか、佐倉くんや他の男子の友達に対して笑いかけるときは、少し幼げなかわいらしい笑みを浮かべるのだ。
ふにゃっ、みたいな。
(もうほんと反則級に――――― ってそんなこと考えてる場合じゃない!なんで拾わなかったんだよ私のバカっ!)
一歩早ければ拾えていたのに。
話しかけるチャンスだったのに。
私は恨みのこもった念を込めつつ佐倉くんをにらんだ。
すると不運にも念が届いたのか、佐倉くんが私のほうを向いた。
(やばっ!)
私はあわてて目をそらす。
そして、そろりと佐倉くんのほうをもう一度確認すると、佐倉くんはもう天ヶ瀬くんとの雑談に興じていた。
私は佐倉くんにまた視線を向けられる前に、急いで教室を後にした。


