残りの9個は後で調べた【短】



でもいいもんね。
この後、先輩の家に行けるから。



たらたらとどうでもいい話を聞き終わって、一目散に教室を出る。


待ち合わせは正門。


早く来すぎたみたいで、先輩が来るまでに何人もの生徒を見送ってしまった。



「わり、待たせた?」
「全然です!」


私を見つけた途端、小走りで来てくれた先輩が嬉しくて、少しだけ嘘をついた。


ま、エイプリルフールだしね。
神様も見逃してくれるさ。


それに先輩を待ってる時間は全然苦じゃないから、待ってないも同然みたいなもんだし!



「じゃ、帰るか」


さりげなく手を繋がれる。


それが嬉しくて、他愛もない話が全部楽しくて。


あっという間に先輩の家に着いてしまった。