「今日は、うち来ねぇ?」
「え! 先輩の家ですか!?」
まさかの!
「行く! 行きます!」
てかもしかして、これって──
「まぁ、親も兄弟もいるけど。それでもいいなら」
デスヨネー。
「いいに決まってます! 絶対ですよ〜」
「おう、じゃあまた後でな」
「はーい」
そう言って自分の教室へと歩いていった先輩。
その後ろ姿をじーっと見つめてたら、振り返った先輩が口パクで何か言ってる。
"は、や、く、も、ど、れ"
「早く戻れ、ね。真面目だぁ」
春休みのくせに、学校記念日だかで登校なのが恨めしい。
よその学校は、そんなことないって聞いたからうちの学校特有みたい。
普通そんな記念日なんて、休みでしょーよ。



