残りの9個は後で調べた【短】



「どうして欲しいって」



家に誰もいないって言ってるんだから──



「行くって言ってほしいです!」

「言うだけでいいの?」


え!?
いや、それは、どうだろう?


先輩と一緒にいたいし、言うだけじゃなく来て欲しいけど、でもお母さんいるしな。


……ま、知らなかったふりすればいっか!



「うちに来て欲しいです!」

「へぇ。じゃあさ」



そっと先輩の顔が近づいてくる。



わ、キスされる。

そう思って目を瞑ったけど、唇にいつもの感覚が来ることはなくて。





「──家で、何されたいの?」



耳に吐息が掛かるほどの近さで、そう呟いた先輩に。



「あっ、あ、あぅ……」


ぼんっと顔に熱が上がって、思考がフリーズしてしまった。