拝啓、親愛なる魔王様へ【親愛なる魔王の君へ×人狼様に嫁ぎます】

「僕も。ただ、フェリシアーノ、オリバー、サクラ、ミモザ、アイリス、リオンを連れてくるのは難しいかな。仕事の都合上」

「そういえば、今日……仕事を放棄して屋敷にやって来たフェリシアーノ様を、オリバー様とサクラ様が引きずって帰っていきましたね……大分、仕事が溜まってるそうですね」

今日、ルーチェたちのいる世界へ来る前の出来事を思い出し、ヴァイオレットは苦笑する。

「あの様子じゃ、数日はお城から出れないだろうね……だから、その交流会は、僕とヴァイオレットの2人が参加しよう」

「僕、アーサーとティム、レオンさんに参加するかどうか聞いてみる……でも、家まで少し距離があるから……八咫烏!」

ルーチェが名前を呼ぶと、バサバサと音が聞こえ、ルーチェの肩に八咫烏が止まる。

「お願いがあるんだけど、アーサーとティム、そしてレオンさんに伝言があってーー」

ルーチェは八咫烏に向かって指示を出し、それに付け加える形でクロードは予定している日を伝えた。そして、ルーチェは近くの窓を開ける。

『分かりました。お伝えしてきます』

「よろしく」

そんな会話を八咫烏とルーチェは交わし、八咫烏は開けた窓からカラミティで住むアーサーたちのもとへと飛んで行った。