拝啓、親愛なる魔王様へ【親愛なる魔王の君へ×人狼様に嫁ぎます】

「……あれ?ルカさんにビオラさん……ここに来てたんだ……いらっしゃい。ビオラさんとは、久しぶりに会う気がします。イヴァンさんにヴァイオレットさんまで……」

ルカとビオラ、そしてイヴァンとヴァイオレットの姿を見つけたルーチェは、4人に挨拶をする。

「そうだね。実際会ったのって、あの時以来だよね?確か」

ビオラの言葉に、ルーチェは「はい」と頷いた。

ルーチェとビオラの会話を聞いていたヴァイオレットは、2人の発言が引っかかり、心の中で首を傾げる。

「ヴァイオレット、どうしたんだい?」

ヴァイオレットは考え込んでしまい、心配そうにイヴァンはヴァイオレットを見た。

「……いえ。ルーチェさんとビオラさんの会話が気になって……確か、お2人ってご兄弟でしたよね?何だか、兄弟のように見えなくて……」

ヴァイオレットが言葉を選びながら話すと、ルーチェは「あぁ、そういうことか……」とヴァイオレットが言いたいことを瞬時に理解する。

「僕、ディスペア家で育ってるんですよね。生まれは、クロウディア家ですが」

ルーチェの言葉に、イヴァンとヴァイオレットは「え?」と声を出した。

そうなった経緯を、ルカは一から丁寧に説明する。