拝啓、親愛なる魔王様へ【親愛なる魔王の君へ×人狼様に嫁ぎます】

異世界から来たハルに、ルーチェはどう説明しようか考える。

「……実際に見てもらった方が早いかな。庭見てみな。庭には、様々なモンスターがいるから」

クロードはそう言って、ハルを部屋の窓まで連れていった。ハルが窓から庭を見ると、イヴァンとフェリシアーノも窓から庭を覗く。

「あれがモンスターだよ。ここにいるモンスターは、大人しいのしかいないけど、外には凶暴なモンスターがいる。中には、人を襲うものもいるんだ」

「ふぅん……あれがモンスター……ねぇねぇ、何でこの家にモンスターがいるの?」

ハルの質問に、クロードは少し考えると「俺が手懐けた」と言った。

「この世界には、モンスターと心を通わせ、モンスターを仲間にするという職業があって、俺はその資格を持っているんだ」

「……なるほど。こっちでいう使い魔みたいなものか……」

クロードの説明に、ハルはそう呟く。そして、ハルは「魔法で飛んだ先が、ここで良かった~」と言う。

そして、少しの沈黙が訪れ、ハルは「お兄さんたちの悩み、ぼくにも聞かせて」と周りを見渡した。

その前に、皆はハルに自己紹介をする。そして、簡潔にルーチェは今起こっていることを説明する。

「……なるほど。2つの世界で、何かが起こっているのか……何か使えそうな魔法、ないかな」