「うん、ただいま、おいで」 そう言って、逸羽さんは手を広げる。 これは私と逸羽さんの日課。 「ん、」 私は逸羽さんの胸に飛び込むと、 「はぁー癒される。いい匂いする。今日もご飯作ってくれたの?」 「…暇だったので、」 「ありがとぉ」 そうして、逸羽さんの方をむくと、逸羽さんはにこって笑って、私の頭を撫でてくれる。