「もしもし?」

『──────』

「あー、そうですか。
では、至急、追加しておきます」



電話の内容は聞こえないけど、
どうやら、仕事のことらしくって。



電話を切った礼侍は、
何やら、紙に何かを書き始めた。



そして...........................



「ん。これ1つ追加で」

「かしこまりました」



明らかに、
私の方を見て言うからすぐに理解して。



(.........っ、あとで、コーヒー入れなきゃな、)



心の中で、そう呟きながら.....................



私は、2人を残したまま、
──────頼まれた仕事を始めた。