その後、梶先生はさらっと出席をとって教室から出て行った。


 「…最悪。」私は小さな声で言った。
 「何だか大変なことになっちゃたね。千鶴ちゃん、梶先生みたいな人苦手なタイプでしょ?何かあれば、私もフォローするから。」
 親友の真緒(まお)がそう言ってくれた。
 「真緒のその優しさが大好き!!ありがとう。」
 親友の優しさを改めて実感した。