次の日から、毎朝先生は、一緒に掃除をしてくれるようになった。

 掃除をしながら先生は自分が高校生の頃のこと、どうして先生になったのかなど色々話してくれた。

 私の名前の呼び方も、いつしか2人でいる時は“大澤さん”ではなく、“千鶴ちゃん”に変わっていた。