放課後ー。

私は、卓也と並んで下校中★
でも、会話に集中出来ない。
「それでさー・・・・。」
楽しそうに話していた卓也が話をやめた。
「どうした?今日静かジャン?」
「・・・なんでもない。」
うん!ここは、彼女として心を広くしないと!
「そういえば・・・・」
私は、会話をはじめた・・・


「た・・卓也!」
後ろから息を切らした高い声が聞こえた。
後ろを振り返ると、
あの1組にいた、卓也と話してた可愛い子がいた。
「え・・・どうしたの?」
卓也が聞いた。
可愛い子は今にも泣きそうだった。
「絵里・・・とりあえず落ち着け。」
卓也が言った。その子は、絵里と言うらしい。
そして、絵里の目から涙が流れた。
「あのね・・・今帰ってたら、不審者に会ってね・・・なんか・・触られた・・・」
「どこであった?交番は?」
卓也がそう聞くと絵里は下を向いたまま首を振った。
そして・・・
「怖かった!」
と言って、卓也に抱きついた。

は!?何このこ・・・・
抱きついている絵里は私に向かってニヤっと



不敵な笑み浮かべた。