「あー・・・あたし4組ー・・・卓也と離れた・・・」
あたしは、卓也とクラス発表の紙を見ていた。
そして・・・見事に卓也とクラスが離れた。
「あ、百合・・・そろそろ教室に行かないとヤベエよ」
「離れたくないー!」
そう言って 私は卓也に抱きついた。
「百合・・・また後で会えるし・・な?」
卓也は優しく微笑んだ。
「じゃあな!」
「うん・・バイバイ!」
そう言って卓也は、いっちゃった。
あっけないな・・・。
そうして、ホームルームが始まった。


キーン  コーン  カーン  コーン

やった!やっと終わった★卓也に会いにいこ~っと(^^♪ 


「ねえ一!1組にすごい可愛い子がいるんだって!」
そういって私の所に親友の愛が息を切らしてやって来た。
「え!そうなんだ!見たい★」
てゆ~か、1組って卓也のクラスじゃん・・・
「どした?百合」
愛が心配そうに私んの顔を除き込んだ。
「なんでもない!じゃあさ、卓也も一組だし今からいこ!」
「いいねえ★いこ~!」
そういって、私たちは、早速1組へ向かった。


1組の前ー。
「ね!どのこ?」
私は、横にいた愛に聞いた。
周りには、噂を聞きつけたらしく、人がたくさんいた。
「あ!あのこだよ!きっと。」
「えーどれ?」
私は、まだ見つける事が出来ない。
「ほら!あの坊主君と話してる・・・」
え??坊主って、まさか・・・ねえ?


「いた・・・・・。あの卓也と話してる子でしょ?」
あたしは、少し心配になった。
だって、あの卓也が、人見知りに卓也が2人で、
噂の可愛い子とものすごく・・・楽しそうに話してたから・・・



こうして私には、不安の種が芽生えた。