とあるエイプリルフールの日



「バカなさくらには分かんねぇよ…」

「なによそれ、悪口じゃん」


「事実を言ったまでだ」

「最低、」

「ははは……」

莉玖の笑い声につられて、

「もう…ははは」

私も笑っちゃう。


緊張が少し解けて、場の雰囲気が柔らかくなった時。