「あのさ、」 莉玖が口を開く、 「どうしたの?」 「今日何の日か知ってんの?」 「エイプリルフールでしょ?」 「そう、嘘をついても良い日なんだって」 「それがどうしたの?」 「さあな」 「絶対、嘘つく気じゃん!」