とあるエイプリルフールの日



「あれは、叶空くんからパワーもらってたの」

「なんだ、勘違いで良かった」


そう微笑む、莉玖を愛しく感じる。

ついにこの日が、、、なんて浮かれてる私に、

「それにくだらないイベントなんて言うな、」

少し怒ったように言う莉玖。

だって、この恋が叶わないと思ってしまったから…


「さくらが生まれて来た日なんだから、俺にとっては一大イベントなんだよ」


>>ツンツン。

「…///」

優しく私のほっぺに触れて笑う莉玖。