「っ……」 しょうの仕草一つ一つに、緊張が読み取れた。 かわいい。 水道の水を受けているしょうの手に、私の手を絡ませる。 そうしてふたりで、手を洗った。 水を止める。 まだ赤面しているしょうを見上げ、すりよった。 しょうは、ぽーっととろけた顔で私を見ていて。 私は背伸びをして、そしてまた、キスをした。