「キスする時は、目閉じるんだよ」 え、と小さく声を漏らし、しょうは従順に目を閉じた。 ぞく。 ぞく。 顔をもっと、近づける。 唇を、重ねた。 ちゅ、と、アイスで潤った唇が音を鳴らす。 少し震えるしょう。 頬に手を添えて、もう一度キスをする。 ちゅ、ちゅ。 もう、止まれなかった。 体ごとしょうに近づく。 ギシ、とソファが軋む。 「はっ……」 しょうはうっすら目を開け、色っぽく吐息を漏らした。