いつか地球が終わるまで

 そして僕たちは漫画を読みながらお互いに質問しあった。 
「好きな食べ物は?」
「ピザ」
「小野くんは?」
「おにぎり」
「ふーん、好きな事は?」
「うーーん。読書かな」
「へーー私はスポーツかな」
「じゃあ嫌いな事は?」
「仲間割れ」
「何それ面白い。私は痛い事」
「それどうゆう意味」
「 さあ?」 
 彼女は意味ありげにニヤリと笑った。それから穏やかな時間が過ぎた。狭い空間で、二人だけの時間。笑い合ったり漫画の話で盛り上がったりして楽しかった。もうすっかり外は夕暮れだった。