彼は推しと瓜二つ

簡単にふりほどける程の掴まれ方だが、音はそのままま立ち止まる

音「……で、でも、誰が来ちゃうかもしれないですし…」

光之「そっちの端の方にいれば暗いし気づかれないよ。……ダメ…かな…?」


音(可愛いいい……!!!!
あ、いや、そんなこと言ってる場合じゃない!)

「……私は良くても、MITSUKIが後々大変になっちゃうと意味が無いので……」

少し間が空く

光之「………MITSUKIのファンなら押し負けるかと思ったけど、物分かり良すぎません?」

音「え?ごめん…なさい?」

光之「いや、褒めてるんですよ(笑)。
…分かりました!じゃあ,今日はここで。
また今度会いましょう、音さん。」

光之は帽子のツバを少し持ち上げて軽く会釈し、戻って行く

音(え……?何?さっきまでの一連の出来事は何だったの??
頭の中の整理が追いつかない!!!)


「ってか、光之さんからも名前で呼ばれた……。」


音はしばらく呆然とするが、ハッとして、急ぎ自分の席の方へと戻って行った